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落雷への対策や備えを紹介!家電への被害や故障の原因を解説します

こんにちは、名古屋市民火災共済生活協同組合です。

 

愛知県では1か月でどれくらい落雷があるかご存知でしょうか?
特に7、8月は落雷の被害が多くなる時期です。
雷の影響で思わぬ被害が出ることも・・・。

 

今回は、多い時期の落雷回数や家電の被害、対策についてご紹介していきます。

7月の落雷は100万回!?愛知県で1時間に500回、名古屋市内は1分間に1回落雷があった日も!

令和3年度は、特に7月に落雷の被害が多かったです。全国の令和3年7月落雷数は、平年の月落雷数と比べて1.5と多くなるとともに、昨年に続き100万回を越えました。特に、14日は日落雷数が20万回を越えました。

メーテレの報道によると、7月14日は、東海地方の大気の状態が非常に不安定となり、局地的に大雨に見舞われ、愛知県では名古屋市を中心に1時間で500回ほどの落雷が確認されました。雷専門の気象会社によりますと、14日の午後2時から8時までの間に、愛知県では名古屋市を中心に約1500回の落雷があったそうです。

名古屋市内に焦点を当ててみると、およそ1分間に1回ほどのペースで雷が光ったとのことです。

 

落雷被害は、雷の直撃だけではなく、思わぬ形で被害が及ぶことがあります。

今回は、落雷で電化製品等が壊れる原因、被害に合う家電、対策についてご紹介します。

 

落雷で電化製品等が壊れる原因、被害に合う家電、対策

落雷(直撃雷・誘電雷) 「雷サージ」で電化製品等が壊れる原因

落雷によって家電が壊れる被害が出ることがあります。

なぜ、被害が出てしまうのでしょうか?

原因として「雷サージ」が考えられます。

 

「雷サージ」とは、雷の影響で一時的に発生する異常な電圧・電流のことです。遠方まで伝播し、比較的広範囲に被害が及ぶことがあり、家電の故障の原因となります。雷サージは、「直撃雷」や「誘導雷」などから発生します。

直撃雷・・・雷が直接、建物の避雷針やアンテナ、送配電線、通信線、樹木などに落雷する現象

誘導雷・・・落雷により、付近の電線や通信線などに大きな電圧や電流が発生する現象

落雷被害にあった製品 インターホン、テレビ、ファックス、電話機、アンテナなど

名古屋市民火災共済は「落雷被害」への補償を行っています。実際に、以下の製品が被害にあっています。

・インターホン
・テレビ
・ファックス
・電話機
・アンテナ
・給湯器
・玄関の電気錠 など

 

その他にも、落雷被害にあう電化製品として以下のものが挙げられます。

・パソコン
・ルーター
・プリンター
・充電中のスマートフォン
・エアコン
・洗濯機
・電子レンジ
・冷蔵庫

落雷被害は、ケーブルを通じて外部と繋がっているだけでリスクが大きくなります。また、電源のオン、オフに関係ないという点に注意が必要です。

落雷から電化製品等の被害を避ける方法や予防策

では、落雷被害を防ぐにはどのような方法があるのでしょうか?

主に以下の対策があります。

✓「雷サージ対策機能付きの電源タップ」や「家庭用避雷器」を使用する
✓電源プラグをコンセントから抜く

 

それぞれ解説していきます。

①雷サージ対策機能付きの電源タップ、家庭用避雷器

雷サージ対策機能付きの電源タップは家電量販店などで購入することが可能です。完全には被害を防げないかもしれませんが、被害にあう確率を下げることができます。

雷サージ対策機能付きの電源タップは、異常な電圧を食い止め、家電の故障を防いでくれます。ただし、タップのランプがすでに消えている場合は、過電圧を吸収し保護機能を失っているため、買い替えが必要となります。電源タップが正常に機能しているときは点灯しています。

家庭用避雷器は分電盤での工事が必要なため、引っ越しやリフォーム、分電盤の取替えの予定がある場合は検討するのがおすすめです。

 

②電源プラグをコンセントから抜く

天気予報などで、あらかじめ落雷の情報があったら、電源プラグをコンセントから抜いておくのがおすすめです。
ただし、雷が鳴っているときに電源プラグを抜くと、感電してしまう危険性があります。

落雷時に電源プラグを抜くのを忘れてしまった場合は、できるだけ早めに、ゴム手袋などを着用した状態での作業をする方法がありますが、なるべく電源プラグには触れない方がいいでしょう。事前の備えが重要です。

もし停電してしまった場合は、復旧後にヒューズが切れたりブレーカが落ちたりする可能性があるため、家電の電源プラグをコンセントから抜いておきます。一方、大手メーカーによると、冷蔵庫やエアコンは、一時的な停電の場合はコンセントを抜く必要はないとのことです。

 

落雷被害にあってしまっても火災共済があれば安心!万全の備えを

落雷への予防策を講じても、被害にあってしまう可能性があります。

そのような万一に備え、名古屋市民火災共済は「落雷被害」への補償にも対応しています。内容は「落雷による衝撃損害」及び「送電線への落雷による電気機器への波及損害」を対象としています。ご興味のある方はこちらをご覧ください!

令和3年度当組合での落雷の共済金支払件数、支払額

最後に令和3年度、令和2年度の当組合での落雷の共済金支払件数、支払額をご紹介します。それぞれ以下の表の通りとなっています。

年度 令和3年度 令和2年度
支払件数 44件 22件
支払額 7,109千円 3,343千円

詳細として、令和3年度は、7月に落雷の被害に伴う支払が多かったです。

そのため、支払件数の合計44件のうち、7月の落雷により罹災した件数が37件と、7月だけで全体の84%となっています。

令和2年度と比較しますと、支払件数も支払額も約2倍となっています。

このことから、落雷被害が多くなっていることが分かります。

「まさか自分は被害には遭わないだろう」とは思わず、もしもの時にしっかり備えましょう!

 

名古屋市民火災共済は、名古屋市民だけでなく愛知県民のための火災共済でもあります!

愛知県内にお住まいもしくはお勤めの方へ、手頃な掛金で安心をお届けします。