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【水漏れ注意!】排水管・給水管・給湯管の特徴や対策・メンテナンスをご紹介

ご自宅の水漏れ対策は、大丈夫ですか?

名古屋市民火災共済は、「火災」だけでなく水漏れも対象となる共済です。
近年、水漏れについて名古屋市民火災共済への報告&支払いが増えています。

今回は、どれくらい水漏れが起っているのか当組合の情報のご紹介や、ご家庭にある特に水漏れしやすい3つの管、排水管・給水管・給湯管について、管の特徴や対策、ご自身でもできるメンテナンスについて解説します。

当組合での水漏れの共済金支払件数、支払額

はじめに、当組合での水漏れの共済金支払件数、支払額の推移(平成29年度から令和3年度) をご紹介します。

令和元年度から、一気に共済金支払件数、支払額が増加していることが分かります。また、1件当たりの支払額も高額化しています。

令和3年度の当組合での水漏れ(72件)状況の内訳もあわせてご紹介します。

【内訳】令和3年度当組合での水漏れ(72件)の状況

・排水管からの水漏れ ⇒18件
・給水管からの水漏れ ⇒13件
・給湯管からの水漏れ ⇒ 8件

その他の水漏れ33件(洗濯機ホース、流し台、洗面台、浴槽など)

排水管、 給水管、給湯管と、3つの管が上位を占めていました。

名古屋市民火災共済の水漏れに対する補償内容

次に、名古屋市民火災共済の水漏れに対する補償内容についてご紹介します。

水漏れ(自然現象に伴うものは除きます。)

・同一建物の他人の居室で生じた不測かつ突発的な事故に伴う漏水、放水又は溢水による水濡れ
・給排水設備に生じた不測かつ突発的な事故に伴う漏水、放水又は溢水による水濡れ

ただし、給排水設備に存在する欠陥や腐食、さび、かび、虫害その他自然の消耗等に起因するものは除きます。

※給排水設備自体の損害は除きます。
※雨漏りも対象になりません。

水漏れしやすい3つの管!排水管・給水管・給湯管の特徴を紹介

当組合での水漏れ状況の内訳からも、排水管・給水管・給湯管の3つの管に注意が必要なことが分かりました。
次に3つの管について、簡単に特徴をご説明します。

・排水管の特徴

排水管とは、建物内などで出る汚水や雨水等を、排除するための管のことです。排水管には、水の他に様々なものが流れます。キッチンでは洗剤・食材のカスや油汚れ、洗面所や浴室では髪の毛や石鹸カス、トイレでは汚物など、定期的なメンテナンスを怠ると重大な問題が起きてしまう可能性が高いという特徴があります。

・給水管の特徴

給水管とは、水道局の管から分岐した、各家庭へ飲料水等の綺麗な水を供給する管のことです。外からは異常のないように見えるものの、内部はサビついていたというパターンのある管です。特徴として、水漏れが目視で発見できない場合、水漏れ発生を早期に発見するのが難しいという点があげられます。

・給湯管の特徴

給湯管とは、給水管から送られた水が給湯器によってお湯になったものを蛇口へと運ぶ管です。給湯器の配管から水漏れしている場合、水抜きという問題のない意図的な水漏れの可能性もあります。しかし、故障だった場合は、一酸化炭素中毒のリスクなど重大な問題が起ってしまうかもしれません。

管の水漏れ対策には定期的な点検やメンテナンス!応急処置もあわせて紹介

次に管の水漏れ対策と、水漏れしてしまった場合の応急処置についてご紹介していきます。

管の水漏れ対策は、定期的な点検やメンテナンスを行うことがおすすめです。

また、管自体の寿命の目安は、給水管が15~20年、給湯管が20~30年前後、排水管が20年 (鋳鉄管 40年) 程度と言われています。タイミングをみて配管自体の交換を行えば、水漏れによる重大な問題を防ぐことができます。

特に汚れが溜まりやすい排水管については、ご自身でも実施可能なメンテナンスがあります。排水管のメンテナンス方法について詳しく解説していきます。

なお、給湯管については、給湯器を含め取扱説明書をご覧いただくか、 ガス又は電気事業者にご相談ください。

・排水管のメンテナンス

排水管の場合、食べ物の残留、熱湯、洗剤などが配管の耐久度を弱める原因となります。そのため、排水管は特に管内洗浄が重要です。

掃除の頻度としては、週に2回~3回程度を目安に行うと、汚れの固定化を防ぐことができます。市販のパイプクリーナーなどを使用するのがお手軽です。

キッチンでは、毎日の後片付けの最後に、排水口へ40℃~50℃のお湯をかけることで、油成分を流すのもおすすめです。

ご自身でメンテナンスできない部分などへの対応は、5年以内に1度くらいの頻度で専門業者へ掃除を依頼することも推奨しています。

では次に、もし水漏れしてしまった場合に、ご自身でも実施可能な管への応急処置をご紹介します。

【自身で可能な水漏れへの応急処置】

・ゆるんでいるボルトやナットを締める
※コツは、レンチやペンチを使い、一度ゆるめてから締めることです。その際に締め過ぎると管を傷めてしまう可能性があるので、締め過ぎないよう注意が必要です。
・自動止水栓を取り付ける
・使用時以外は蛇口を締める

排水管・給水管・給湯管の水漏れは、個人で対処するのは困難な場合が多いです。水漏れしてしまった際には、早急に専門の業者に頼み被害の拡大を防ぎたいです。

まとめ

特に、年数の経過している建物は給排水管などが劣化し水漏れしてしまう危険性が高まっているため、点検をおすすめします。

賃貸などで水漏れしてしまったときの対処などについては「水漏れしたらどうする!?賃貸や持ち家での被害の対処、原因、防止対策を確認」でも解説していますので、あわせてご覧ください。

名古屋市民火災共済は、名古屋市民だけでなく愛知県民のための共済でもあります!この共済は「火災」だけではなく、水漏れ、落雷、盗難に伴うき損・汚損にも対応しています。

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